ノイシリンの悪臭吸着効果

ノイシリンUFL2は悪臭物質を吸着する特性があります。臭いのあるAPI、化粧品や化成品での悪臭吸着にご検討下さい。

 悪臭物質の吸着結果

悪臭物質 濃度 /吸着剤量 除去率(%)
Isovaleric Acid
(イソ吉草酸)
1,000ppm/100mg 100
Propionic Acid
(プロピオン酸)
382.3ppm/20mg 100
N-butyric Acid
(n-酪酸)
311.8ppm/20mg 100
Acetic Acid
(酢酸)
849.8ppm/100mg 99.6
NH₃
(アンモニア)
1,000ppm/100mg
1,000ppm/200mg
79.5
96.2
(CH₃)2NH 435ppm/100mg 81.6
H₂S
(硫化水素)
1,000ppm/100mg 31.4

 

測定方法

 低級脂肪酸(イソ吉草酸、プロピオン酸、n-酪酸)

  1. 1Lガス捕集びんに試料20mgをいれ、真空にする。
  2. 低級脂肪酸を1.2μL注入し気化させた後、大気圧に戻す。
  3. 1時間放置後、捕集びん中の低脂肪酸をGC法で測定し、その除去率を求める。

(各低脂肪酸の理論濃度は、イソ言草酸262ppm、ブロピオン酸382.3ppm、n-酪酸311.8ppm)

 

 酢酸

  1. 1Lガス捕集びんに試料100mgをいれ、真空にする。
  2. 酢酸を2μL注入し(埋論濃度 849.8ppm)気化させた後、大気圧に戻す。
  3. 1時間放置後、捕集びん中の酢酸をGC法で測定し、その除去率を求める。

 

 (CH₃)2NH 

  1. 1Lガス捕集びんに試料100mgをいれ、真空にする。
  2. (CH3)2NHを3μL注入し(埋論濃度 435ppm)気化させた後、大気圧に戻す。
  3. 1時間放置後、捕集びん中の酢酸をGC法で測定し、その除去率を求める。

 

 硫化水素、アンモニア

  1. 1Lガス捕集びんに試料100mgをいれ、真空にする。
  2. アンモニアガス又は硫化水素(約1,000ppm)を封入し、1時間放置後の残留濃度を北川式ガス検知管によって測定し、除去率を求める。